今回のテーマは「夏に向けて、からだを“夏仕様”に整える」です。
7月初めになると、日差しや湿度がぐっと高くなり、気づかないうちにからだへの負担も増えてきます。暑さが本格的になる前の今こそ、夏を元気に過ごすための“助走期間”と考えてみてはいかがでしょうか。
たとえば、朝の時間を少しゆったりと過ごしてみましょう。起きたら、コップ一杯の常温の水を飲んで、深呼吸をひとつ。それだけでも、心と体がすっきりと目覚めてくれます。窓を開けて、朝の空気を感じるのも気持ちのよいものです。
また、暑くなってくると、つい冷たいものに手が伸びがちですが、内側が冷えると、なんとなく食欲が落ちたり、元気が出なかったりすることも。そんなときは、温かい汁物を取り入れたり、しょうがやねぎなど、体をやさしく整える薬味を添えたりすると、ほっとする感覚が ;生まれます。
さらに、少し汗をかくことも、からだを暑さに慣れさせるうえで大切です。無理のない範囲で、朝や夕方の涼しい時間にお散歩をしたり、家の中で軽い筋トレやストレッチを行ったりするだけでも十分です。
昨年の6月末は、全国的に真夏のような暑さとなりました。今年も、気温の高い日が早くから訪れる可能性があります。だからこそ、今のうちから、自分のペースでからだに目を向ける時間を持ってみてくださいね。