親にエンディングノートを書いてほしいのに、進まない…そんなときは?
日々いただくご相談の中で、とても多いお悩みのひとつをご紹介します。
Q:エンディングノートを渡したのですが、親がまったく書き進めてくれません。どうすればいいでしょうか?
このご相談は本当によく寄せられます。
エンディングノートは、自分の想いや希望を整理できる大切なツールです。
しかし、「全部きちんと書かないといけない」と思ってしまうと、手が止まってしまう方も多いようです。
そこでまずは、次のように伝えてみてください。
「どこから書いてもいいよ」
「書きやすいところだけで大丈夫だよ」
気軽な気持ちで始められると、書き進めやすくなります。
特におすすめなのは、「好きなこと」「行ってみたい場所」「昔の思い出」など、楽しく前向きな話題から始めることです。エンディングノートというより、ちょっとした人生の振り返りや未来の夢を語る感覚で。
また、「自分も書いてみたよ」と、お子さん世代が先に取り組んでみるのも効果的です。
「子どももやっているなら」と、親世代も心のハードルが下がりますし、お互いの想いを知るきっかけにもなります。
ノートを埋めることが目的ではなく、「対話のきっかけ」になることが大切です。
肩の力を抜いて、少しずつ始めてみましょう。